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「コンスタンティン」

息を呑むカッコよさ!キアヌの異彩を放つアンチ・ヒーローぶりにKOされる!
 
ハリウッドでは1年も前から

「この映画は100年に1本の、時代を動かす作品になるかもしれない」
と囁かれてきました。「マトリックス」シリーズで世界中を魅了したキアヌ・リーブスが“次のマトリックス”として選んだ唯一の作品。それは、すべての常識を超越し、この世の成り立ちまでも覆す世界観と、想像を超えたニュー・ヒーロー。そして、驚愕の最新映像。今まで見たこともない領域がスクリーンに展開し、私たちに緊張感を与えます。
 キアヌ扮するジョン・コンスタンティンは、普通の人間では見えない、ヒトの姿をした天使や悪魔の《ハーフ・ブリード》を見分けられるため、その孤独感から自殺を図り、地獄へ送られた後、生き返った男。敬虔なカソリックの教えでは、自殺後の行き先は地獄。自分の恐ろしい運命を悟ってしまった彼は天国へのチケットを手に入れるため、特殊な能力を生かして戦いに臨む決心をします。この世に徘徊し、人類を脅かす悪魔のハーフ・ブリードを見つけて、次々と地獄へ送り返すコンスタンティン。残された時間は1年。実は、彼の肉体はすでに末期の肺ガンに犯されていたのです…。
 
舞台となるのは、天国と地獄の間にあり、すべての場所には天国版と地獄版があるというこの地上。フランシス・ローレンス監督の研ぎ澄まされた感性が作りだした驚異的映像世界。都会の夜の光景、そこに生まれる影、濡れたアスファルトに反射する街頭の光、ゆらゆらゆらめくタバコの煙。それらをわざとゆがめたカメラワークと表情豊かな照明。420点もの特殊効果映像が、古典的なフィルム・ノワールの雰囲気を醸し出します。
また、登場するアイテムも風変わりでおもしろい。ヨルダン川の聖水のアンプル、キリストが兵士に刺された運命の槍、回心の道の石のかけら、モーゼのマントの切れ端、炎を吹く“ドラゴンの息”、十字架像から作られたショットガンなど、怪しげなモノばかり。
体重を大幅に落とし、危険なシーンもあえて自分で演じたキアヌの意気込みが私たちを魅了する新世代エンターテインメントに、ぜひご注目下さい。

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「インファナル・アフェアⅢ 終極無間」

完結編を見なければ、「インファナル・アフェア」は語れない!
 
 “韓流ブーム”が叫ばれるなか、香港映画ここにあり!と躍り出た「インファナル・アフェア」。2003年の日本上陸後、その緻密で完成度の高い脚本は多くの人々の心をとらえ、完結編の公開が待ちに待たれていました。潜入捜査官ヤン(トニー・レオン)潜入マフィア、ラウ(アンディ・ラウ)が裏の裏をかく究極の対決を描いた「Ⅰ」、なぜ彼らがアンダーカバーなったのか、ヤンラウの過去を暴く「Ⅱ」。どちらも私たちにさまざまな謎を残しながら、いよいよ終極を迎える「インファナル・アフェア」シリーズ
このオリジナリティとスピーディなカット、魅せるカメラアングル、そして香港を代表する大スターたちを配した豪華なキャスティングは映画史に残ることでしょう。
 
 さあ、そしてフィナーレ。「Ⅰ」のラストで、ラウの正体を見破ったヤンをもう一人の潜入マフィア、ラムが射殺した後、無情にも自分を助けたラムを撃ち殺し、悠然たる姿で警官の身分証を掲げたラウ。マフィアの顔を捨て、警官として生きる決意をしたラウは、はたして思い通りの道を進むことができるのか?全部で5人といわれた潜入マフィア。まだ警察署内にはラウの正体を知るものがいるかもしれない。そんな不安に駆られたラウには、会う者会う者が怪しく思えてくる。特に、保安部のヨン警視の部屋から聞こえてきた

「同じ仲間だろ?」
ヨン警視の正体は?そして、その後のラウの運命を握るのは、なんと生前ヤンが残した数々の軌跡…。
 「Ⅰ」と同時に構想され、脚本が用意されていたといわれる「Ⅲ」は、トニー・レオンアンディ・ラウに加え、「ラブソング」レオン・ライヨン警視役で出演。劇中の男同士の対決と共に、香港映画界を代表する大物俳優たちの演技バトルも楽しめる贅沢な作りです。また、「Ⅰ」「Ⅱ」で散りばめられた謎の数々。例えば、オーディオ店で“あの曲”が視聴できたわけ、なぜウォン警部ヤンに腕時計を送ったのか?ヤンに変わって警察学校の首席になった警官が登場しないのは?、などすべての「?」が解き明かされていきます。

時間軸が移動するため、ちょっとややこしいけど、次のことを覚えておいて下さい。
ヤンが殉職したのが“2002年11月27日”
ラウが警察内の調査の結論を受けて庶務課に戻ってきたのが“2003年10月”
物語は、ヤン殉職以前の6ヶ月間ラウ復帰後を描きます。上記の日付を頭に入れて、あとは画面に出てくる日付に気をつけていると、あまり混乱せずにすみますよ。
そして、「Ⅲ」を充分に楽しむために、もう一度「Ⅰ」「Ⅱ」を見直しておいてくださいね。

先日、アンディ・ラウがキャンペーンで来阪しました。このニュースはもう皆さん、ご存知のことと思います。
その時のカッコいいアンディの写真がありますので掲載しますね。
私は昨年、「フルタイム・キラー」の舞台挨拶でご一緒したのですが、その時のことを覚えていてくれたみたいで、親しげな笑顔を送ってくれました。
でも、私の錯角だったりして…。

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左は脚本家のフェリックス・チョン、右はアラン・マック監督

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アンディは本当に礼儀正しい人。
座っていた椅子もちゃんと直して、退場しました。好感度大!

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イ・ビョンホン最新作「「甘い人生」

 成田空港に1500人を越えるファンを集め、その人気ぶりを改めて証明した“ビョン様”ことイ・ビョンホン。彼が先週、日本にやってきたのはこの映画のキャンペーンのためでした。映画という世界にこだわり、

「今はこの作品のことしか考えられない」
と言い切るビョン様の最新作は、一匹オオカミの男が初めて知った恋を守りぬく“究極のラブストーリー”。男っぽさとセクシーさを併せ持ち、はにかんだような笑顔がたまらない “ビョン様”だからこそ生まれた作品です。

 頭の切れる冷酷な男ソヌ(ビョンホン)は、裏社会にも絶大な力を誇るホテルの社長カン氏の信頼の元、今やソウルを一望できるスタイリッシュなホテルの総支配人。ある日、彼は社長から、

「私の若い愛人に他に男がいるか、監視して欲しい。もし、裏切りがあった場合は二人を殺すか、私に連絡しろ」
と命令されます。ソヌは数日間、彼女を監視。男の存在を確認しますが…。
 ピカピカに磨かれた床、モノトーンのインテリア、冷たい空気を漂わせる無機質なホテルはソヌの心の中のよう。そんなソヌの心理描写を細やかに演じたかと思うと、漢南大橋でのダイナミックなカーチェイスや激しい銃撃戦をスタントなしのシャープな動きで見せるビョンホン。3mもの深さの穴に埋められたり、数十トンの水を浴びながら格闘したり、12時間、縛られたまま撮影した拷問シーンなど、ハードなアクションの連続に見ている方も思わず身構えてしまいます。
また、アクション・ノワールの香りを深めるため、本物の銃を使用。多連発式のロシア製拳銃をアメリカから数丁借り、その費用は総額約400万円にも上ったそうです。専門家の特訓を受けたビョンホンのガンさばきも見逃せません。
 脚本・監督は、「クワイエット・ファミリー」「反則王」「箪笥」のキム・ジウン。アラン・ドロンやジャン・ギャバンに代表されるフレンチ・ノワールを思わせる映像と目を見張るアクション、そしてピュアで切ない恋心。ビョン様の魅力が堪能できる一作です。
 
 

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「海を飛ぶ夢」

 本年度アカデミー賞外国語映画賞に輝いた「海を飛ぶ夢」は“尊厳死”をテーマにしたスペイン映画です。「オープン・ユア・アイズ」「アザーズ」と、さまざまな角度から“死”を見つめてきたアレハンドロ・アメナーバル監督が、ラモン・サンペドロの手記「LETTERS FROM HELL」を元に透明感溢れるタッチで描きました。

誰にでもやってくる“死”。しかし、それは人それぞれの訪れ方をします。岩場から、引き潮の海に飛び込んだため、海底で頭を強打。首から下が不随になったラモンハビエル・バルデム)は、26年間、献身的な家族の愛情に包まれながらも、生きている意味を自問してきました。生活のため農場で懸命に働く兄、母親のように甲斐甲斐しく世話をしてくれる兄嫁、詩が好きなラモンのために、口にくわえたペンで文字が綴れる機械を作ってくれた父と甥。家族の優しさが身に染みるほど、彼は自ら人生の終止符を打つ決心を固めていきます。

ともすれば息苦しくなるはずなのに、そう感じさせないのはラモンが愛した海をうまく画面に取り入れたから。彼が風に乗って海上を飛び、26年間夢でしか見ることができなかった外の風景のラストシーンは私たちに開放感さえ与えます。哀しいことに彼には“死”こそが自由の獲得だったのです。

「他人の助けに頼って生きるしかないと、涙を癒す方法を自然に覚えるんだ」
と常に笑み絶やさない彼の気持ちを考えると死なせてあげたいけど、息子を失う悲しみに耐える父の姿はあまりにもつらすぎる。
声と顔の表情だけで、知的で大らかなラモンを表現したバルデムの素晴らしい演技に本作全てへの敬意が感じられ、涙が止まりませんでした。

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