レオ様がハワード・ヒューズを力演!ハリウッドの黄金期を舞台にした「アビエイター」
レオナルド・ディカプリオが10代の頃から魅了され、製作総指揮に名乗りを上げるほど作りたかった念願の映画は、大実業家にして大富豪、最速の飛行機開発に映画製作とアメリカン・ドリームを体現していったハワード・ヒューズの半生でした。彼は、圧倒的カリスマ性と少年のような純粋さを併せ持つハワードの総てを見事な演技力で魅せていきます。
1927年、21歳のハワードは、「地獄の天使」の映画製作に情熱を傾けていました。石油で巨万の富を築いた父親の跡を継いだ彼はハリウッドに乗り込み、連日、名士たちが集まるナイトクラブ、ココナッツ・グローブで豪遊。でも、ただ遊んでいたわけではありません。毎夜の顔合わせで人脈を作った彼は、撮影にカメラが数台必要となればMGM映画の大御所に頼み込み、雲がいるとなればUCLAの気象学者を雇い、迫力の空中シーンのためには自らスタントを買って出て、夢の実現に突き進んでいったのです。また、新型飛行機開発にも挑み、航空会社TWAを買収。航空産業への進出にも意欲を燃やし始めます。エネルギッシュなハワードの心を癒したのは女優のキャサリン・ヘップバーン。しかし、バラ色の日々ばかりではありませんでした…。
全編を昔懐かしい色彩で彩ったハワードの半生は、外見の豪華さと内面の苦渋が見事なバランスで描かれています。
特に、幼い時に母親から刷り込まれた潔癖性が彼の人生に大きな影響を及ぼしたことを、手のアップを使って表現。窮地に陥ったハワードの精神的混乱を独特のカメラアングルでとらえるなど、1シーン1シーンにさまざまな工夫が凝らされました。監督は、「ギャング・オブ・ニューヨーク」に続きディカプリオとコンビを組んだ巨匠マーティン・スコセッシ。因みにこの2人の顔合わせは今後2作予定されています。1作は、話題の香港映画「インファナル・アフェア」のハリウッド版、もう1作は黒澤明監督作品「酔いどれ天使」のリメイクという話です。
さて、キャサリン・ヘップバーンには、この役でオスカーに輝いたケイト・ブランシェット、ハワードが愛したもう一人の女優エヴァ・ガードナーにケイト・ベッキンセールが扮し、“ダブル・ケイト”が華やかさを競います。また、ジュード・ロウがエロール・フリン役で登場するなど、贅沢な配役と魅力的な映像で綴る超大作は、20世紀を代表する一人の大物の真実の姿をつぶさに浮かび上がらせています。
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