「春夏秋冬そして春」
「魚と寝る女」「悪い男」のキム・ギドク監督最新作!
1996年のデビュー以来、“韓国映画界異端のカリスマ”として注目を集めてきたキム監督。
人間の悲しみや社会への憎悪を独特の残酷さで描き、常に話題を提供してきた彼が、今までの挑戦的な作風から一変。胸に染み入る人生の機微をみずみずしい映像で映し出しました。
虫や魚の命をもてあそぶ小さな罪の幼少期、愛と欲望に目覚める思春期、裏切りに逆上する成年期、罪も過ちもすべてを受け入れる壮年期、そして新たな生命…人生を四季の移ろいになぞらえ、見終わった後、何か吹っ切れたような爽快さと心の潤いを感じる珠玉の一篇です。
また、主要場面となる小さな寺の風景の美しいこと。
山深い森や湖に囲まれ、神秘的にたたずむ寺の老僧と子どもの触れ合いが
“人間とは罪深いもの。しかしやがて癒され、澄み渡った心に戻る”と教えてくれます。
お寺は湖の中央部に浮かんでいます。
周囲を取り囲む水は“欲望”を表し、法堂内部にある2つの門と水上にポツンと浮かんだ大門は、“これらを通り過ぎることで基本的礼儀を守る”ことを意味しているそうです。
それら象徴的な風景がどう使われていくか…ぜひスクリーンでお確かめ下さい!
ラスト、冬の章に流れる「チョンソン・アリラン」の歌が胸を打ち、涙が止まりませんでした。
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