アニメと侮るなかれ!「カンフー・パンダ」

本当のことをいうと、
「アニメのカンフーなんて、どうせ…」と思っていました。
ところがsign01
これは、スゴい。
カンフーの技といい、アクションといい
その迫力と臨場感は、さすがsign03ドリームワークスです。

オープニングから、中国アートを駆使した映像美に目を見張り
ダラダラムードの“パンダのポー”には自分を重ね
カンフーの始祖、カメのウーグウェイ導師の一言一言に学び
そして、いよいよ
タイガー、ヘビ、ツル、サル、カマキリの“マスター・ファイブ”の見事な技に釘付け。
「虎拳」「蛇拳」「鶴拳」「猿拳」「蟷螂拳」のオンパレードは
かつての香港映画を彷彿させます。
このリアルさは、ちょっとうるさいカンフーファンも納得でしょう。
ジャッキー・チェンがサルの声を担当しているのもウレシイし…happy01

そして…、悪役のタイ・ラン=豹が、復讐に燃えて、チョーゴン刑務所を脱獄するあたりでは
アニメであることも忘れて、手に汗握ります。

クライマックスは、タイ・ランとポーの対決?
え、なんでパンダと?
それは映画を見てのお楽しみにしておきましょう。

とにかく
香港映画フリーク、カンフーファン垂涎のアニメーション。
日本語吹き替え版では
ポー役のTOKIOの山口達也さんが、すごくいい味を出しているし、
最強の“龍の戦士”を育てるシーフー老師の笹野高史さんがムチャクチャ上手いので
じっくりカンフーアクションを楽しみたい方には
日本語吹き替え版がオススメです。

尚、オリジナルのポーの声はジャック・ブラック、
シーフー老師はダスティン・ホフマン、
タイガーがアンジェリーナ・ジョリー(なんかイロっぽい)、
ヘビはルーシー・リューが担当しています。

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よみうりテレビ「映画ダイジェスト」7月のゲスト

よみうりテレビ「映画ダイジェスト」(金曜深夜OA)では
7月も豪華ゲストを予定しています。

7月4日は、「カメレオン」から藤原竜也さん
7月11日は、同じく「カメレオン」から阪本順治監督を
お迎えして、撮影エピソードを伺います。

特に、4日の藤原竜也さんは
意外な素顔を見せてくださって
やっぱりむちゃくちゃカッコいいsign03

必見ですヨ!。

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「JUNO/ジュノ」に元気づけられる!

なんて楽しい映画でしょうhappy01
テーマは“10代の望まない妊娠”と重いのに、
ジュノの気持ちがヴィヴィッドに伝わってきて、
元気が沸いてくる。

本作が数々の映画祭で評価され、
たった7館での公開から全米興行成績2位の大ヒットに登りつめたのも納得です。

その魅力の大本は、本年度のアカデミー賞脚本賞に輝いたディアブロ・コディ初の映画用シナリオ。
きっかけは、彼女のブログのファンだったプロデューサーのメイソン・ノヴィックが、
コディのストリッパー時代の回顧録「Candy Girl: A Year in the Life of an Unlikely Stripper」を映画化するため、サンプルのシナリオを彼女に頼んだこと。
コディは、高校時代の友人のエピソードをしたため、それが、映画「JUNO」になりました。

パンク&ホラー好きな女子高生ジュノが“呪われたピンクの十字架”で妊娠を知ったのは16歳の秋。
興味本位のセックスの結果だったので、即、中絶を考えたけど、
中絶反対運動をしている同級生の「赤ちゃんにも爪があるのよ」という言葉に、ちょっと待ったぁ!。
ジュノは両親に妊娠を告白すると同時に、養子を希望している理想的な夫婦を自力で探し出します。
養父母と対面した彼女は、

「まだシーモンキーみたいだから、もっと可愛らしくなったら配達する」
と言い渡しますが…。

監督が、これまた若い!30歳のジェイソン・ライトマン
「ゴーストバスターズ」でおなじみのアイバン・ライトマン監督の息子さんです。
前作「サンキュー・スモーキング」でもスマッシュ・ヒットを放った彼は、
アニメを使ったオープニングや、ビルボード1位に輝くほどセンスのいい選曲で、
ジュノ役のエレン・ペイジの表情豊かな可愛さをスクリ-ンに焼き付けました。

16歳の女の子から見た大人たちをシニカルに描きながら、
妊娠をきっかけに、自分を愛してくれている人の素顔が見えてくる「JUNO」
周りを振り回す彼女のポップな行動とエッジの効いたセリフに、
思わず顔がほころび、いつしか心が優しくなってるキュートな作品です。

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「カメレオン」で阪本順治監督と…

6月16日(月)、梅田ブルク7で、
ぴあ主催の「『カメレオン』ティーチイン付き試写会」が行われ、
久しぶりに阪本順治監督にお会いしました。

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(C)2008「カメレオン」製作委員会

ちょうど、「闇の子供たち」、「カメレオン」と立て続けに、
阪本監督作品を拝見したところだったので
お聞きしたいことばかり。
監督も、「闇の子供たち」のタイでの撮影が結構キツかったので
(題材が幼児買春と臓器売買なので、当たり前ですが)
「カメレオン」は20日間ほどの撮影期間だったにもかかわらず
気持ちが切り替えられて、楽しかったそうです。

「カメレオン」は今から30年前に
故・松田優作さんのために書かれた丸山昇一さんの脚本。
いわゆる、70年代に流行ったプログラム・ピクチャーです。
徹底した娯楽性と男っぽさで
フラッと映画館に入って、1時間半ほどの上映時間、
男の美学とアクションを堪能できる、ちょっと懐かしい作風。
その主演を、「デスノート」の藤原竜也さんがつとめ
クラシカルな中にフレッシュさを発散させます。

映画を見ていて驚いたのは
激しいアクションを1カットで見せる場面の多いこと。
監督にそのことを伺うと、

「一連のアクションを、アクション担当が30手くらい連続で藤原君に見せたんです。
ボクはそれを、いくつかのカットに割るつもりだったのですが、藤原君は1回でそのアクションの流れを覚えて
完璧にやってみせたんです。
監督って、これができるんだったらもっと、もっと…と思うじゃないですか。
後はカメラがついていくだけでした」

藤原竜也さんの身体能力の高さというか、演技と身体が一体となっていることに驚いた監督。
要求はさらにエスカレートしたそうです。

「階段の手すりを滑り落ちるシーンで、そこをいっきに背中から滑るアクションをまず、スタントがやってみせました。
廃工場なので、2階からでも3階分の高さなんです。
滑り落ちた後、スタントは藤原君に、『はい、やってください』って言ったんですが、よく見ると、凄く痛そうだし、ズボンも破れているんです。ちょっと、大丈夫かなって思ったけど、藤原君は『ハイ!』ってやる気だから見てました。
彼、一発で完璧に滑り降りてきて、決めましたよ。もう、スタッフは拍手、拍手。
でもね、監督としては、ちょっと妥協できないところがあって…。
藤原君、痛そうな顔して降りてきたんです。
ここは、涼しい顔が欲しかったから、『もう一回』ってお願いしました」
監督、鬼です。

あとで、藤原竜也さんご自身に伺うと

「いやあ、厳しかったです。ボクは舞台が多いので、発声が舞台の発声になるんです。そのたびに、カットがかかりましたし、セリフとセリフの間の一言とか、細かく言われました。でも、ちょうど、自分の仕事の流れを変えたかった時だったので、監督とご一緒できて本当によかったです。なんか、殻を破っていただいて、とても感謝しているんです」

阪本監督も藤原竜也さんもそれぞれに
「よかった!」と話される「カメレオン」。
お2人の記念の作品になったのは言うまでもありません。

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「ザ・マジックアワー」大ヒット満員御礼舞台挨拶in大阪

6月14日土曜日の今日、「ザ・マジックアワー」満員御礼舞台挨拶が
TOHOシネマズ鳳、TOHOシネマズなんば、TOHOシネマズ梅田で
行われました。

ゲストはモチロン、三谷幸喜監督。
私もこの映画は大好きなので、司会のお話があった時は
小躍りしてしまいましたhappy01

まず、午前11時に堺にあるTOHOシネマズ鳳で舞台挨拶スタート。
続いて、12時20分からTOHOシネマズなんば。
そして、午後1時半からTOHOシネマズ梅田の順。

三谷監督の出演はすでに告知済みなので
お客さんも落ち着いたもの。
それでも、監督の登場には場内が沸きます。
だって、チケットが発売と当時に即・完売になってしまったのですから
監督の人気の凄さがわかりますよね。
ところが、三谷監督に加えてサプライズゲスト登場!!
なんと、佐藤浩市さんが大阪まで来て下さったのです。
これには、場内大興奮…なんですが、大歓声がワンテンポずれるんです。
「なんでやろ?。私の話の持っていき方がわるかったのかなあ」と
ちょっと悩んだのですが、
どうやら、お客さんの立場で言うと
「佐藤浩市さんが?、まさかァ。エエッ、ホントやん」って感じだったんですね。
もう、登場される時には割れんばかりの拍手。
特に、梅田は客席の後ろからの登場だったので
握手を求めるお客さんで
“新歌舞伎座”状態でした。
三谷監督、ちょっとくやしそう…。

三谷監督は

「『THE有頂天ホテル』でどちらかと言うとシリアスな役をしていただいた佐藤さんが、
とっても面白い感性をお持ちなのを知って、絶対、佐藤さんでコメディを撮ろうと思ったのです。
演技の上手な俳優さんは素晴らしいコメディアンだって言うのを実感しましたね」

一方、佐藤さんは

「三谷監督は映画の世界ではまだそんなに経験のある方ではありませんが、
映画をとても真面目に考えてらっしゃる。
それが、出演者にもわかるので、“三谷組”としてガッチリまとまりました」

と、お互いリスペクトされたかと思うと
「キャンペーンを一緒にやっていて、“Wこーちゃんず”って言ってますけど、
これは、佐藤さんが勝手につけたんですよ。
ちょっと迷惑なんです。
第一、“Wこーちゃんず”っておかしいでしょ。
“Wこーちゃん”か“こーちゃんず”だったらわかるけど
“Wこーちゃんず”だったら4人じゃないですか」

と、悪態をついたり。
また、
「佐藤さんとはすごく気が合うので、
一緒に住んでもいいなと思ってるんです」
と、監督があまーい視線を送ると
「ヤだな」
と佐藤さん。
なかなか息の合った(?)コンビぶりを見せて下さいました。

とはいえ、このお2人のコラボレーションが素晴らしいから
これほどの傑作が生まれたのです。
その空気の中に少しでもいられて
私はムチャクチャ幸せでした。

さて、舞台挨拶のあと
MBSラジオのインタビューで再び監督にお話を伺いました。

「脚本を書く前に、最初に浮かんだのは、
佐藤さんがトランポリンに乗ってジャンプしているシーンだったんです。
そこから『ザ・マジックアワー』が始まりました。
大抵、映画を撮る場合、そうなんです。
『THE有頂天ホテル』は、YOUさんが歌っているシーンだったし、
『ラヂオの時間』では、唐沢寿明さんが廊下を走っているシーンでした」

登場人物の役名を考えるのも
脚本を書く時の重要な仕事。
西田敏行さん演じる暗黒街のボスの名前が“天塩”。
でも看板には“TESSIO”となっています。

「これは、『ゴッドファーザー』で、マーロン・ブランド扮するドン・コルレオーネの手下に “テッシオ”と言うのがいたんです。そこからつけました。

伝説の殺し屋“デラ富樫”は、なるべく印象に残る名前をと考えて
『LAコンフィデンシャル』に出てくる謎の殺し屋の名前と
ドラキュラ役で有名な怪奇映画俳優“ベラ・ルゴシ”からつけたんです。

妻夫木聡さん扮する“備後”は、昔、同級生に“備後君”がいて、
“ビンゴ”っていい名前だな、いつか使おうと思っていたのですよ」

そういえば、公開前に、「映画ダイジェスト」のインタビューでお話を伺った時、
監督は、

「ボクはいつも、この俳優さんにこんな一面があるんだ。じゃあ、これを他の方にも知らせたいと思って、キャスティングします。
“アテガキ”っていうのとはちょっとニュアンスが違いますが、でもその俳優さんのことを考えて脚本を書いているのは事実」
と、おっしゃってました。
今回も、佐藤さんはじめ、妻夫木さん、深津絵里さん…みんなそうです。
そんな多彩なキャストの中で、
柳澤慎一さんについて、私が「全然知らなかった」というと
「ボクらの世代だと、『奥さまは魔女』ってアメリカのドラマがあったでしょ。
あの奥さま(サマンサ)の旦那さん・ダーリンの声を担当していた方ですよ。
ジャズ・シンガーとしても活躍されていて、一度、ご一緒したかったんです。
映画の中で、柳澤さんが『人生のマジックアワー』の話をされるところがいいですよね」

と、教えてくださいました。

お会いするたびに
いろいろ興味深いエピソードを披露してくださる三谷幸喜監督。
どうやら次の作品の構想も、すでにあるようです。
また、素敵な映画でお目にかかれるのを楽しみにしてま~すlovely

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またまた、やります!MBSラジオ「茶屋町深夜映画館」

6月15日日曜日深夜2時から4時28分まで、
1179MBSラジオ
またまた「茶屋町深夜映画館」生放送sign03

今回は、
公開中の「築地魚河岸三代目」
「ランボー、最後の戦場」
「僕の彼女はサイボーグ」

期待の話題作「クライマーズ・ハイ」
「スピードレーサー」などの作品紹介、
大ヒット上映中の「ザ・マジックアワー」から
三谷幸喜監督のインタビューなど
多彩なメニューでお送りします。
すでに公開中の大阪で三谷監督に直撃!。
きっとホットなお話になることでしょう。

好評の選曲は
またまた“映画にちなんだ”曲。
胸キュンのニューミュージックから
元気の出るサントラまで盛り沢山note

「この映画だけは手もとに置いておきたい!と思って買ったDVD・ビデオ」をテーマに、
皆さんからのEメールeiga@mbs1179.com も受け付けます。
私だけじゃ淋しいので
映画好きの方々からのメールをお待ちしていま~すlovely

15日の真夜中、一緒に映画談義に花を咲かせませんか?

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「クライマーズ・ハイ」原田眞人監督にインタビュー!

1985年夏、地元群馬の地方紙の社会部記者として日航機墜落の取材をした横山秀夫さんが、自らの体験を元に綴り、2003年8月に発表した「クライマーズ・ハイ」
小説のおもしろさはすでにベストセラーで立証済みですが、
それがついに映画化されました。

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(C) 2008「クライマーズ・ハイ」フィルム・パートナーズ

1985年8月12日、群馬県御巣鷹山で起きた日航機墜落事故をめぐり、地元の新聞記者たちは怒涛のような1週間を迎えることになります。
新聞一面トップに何を載せるかの攻防や、先輩記者との確執、
政治部VS社会部VS広告局、そして販売との闘いを、スリリングに描き、
2541にも及ぶカットで、緩急ある映像に仕上げた原田眞人監督
「金融腐蝕列島 [呪縛]」「突入せよ!「あさま山荘」事件」を撮られた監督だからこそ、
これほどの作品が生まれたのでしょう。
正直、日本映画でこれだけ厚みのある社会派作品に出会えるとは思っていませんでした。

その原田監督に先日、お話を伺いました。

「横山さんが10数年かけて書かれた小説だけに
思い入れも強く、時系列だけは守ってほしいと言われました。
それから、私にとっての主人公“悠木和雅”とは何なのか?と聞かれましたね」

もともと新聞記者を題材にした小説や映画に興味のあった原田監督。
“新聞記者”ですぐさま思い浮かべたのは、「スーパーマン」だったそうです。

「幼い頃に見た“クラーク・ケント”が、私にとっての最初の新聞記者でしたから…」

監督は映画の大きなファクターとして、
1951年にカーク・ダグラスが主演したビリー・ワイルダー監督作「The big carnival /Ace in the hole(地獄の英雄)」のセリフ「チェック、ダブルチェック」“ベルトとサスペンダー”を取り入れました。
これがまた、めまぐるしい新聞社のシーンと対照的な場面を情感豊かに彩っていて、素晴らしいのです。

「“BELT & SUSPENDER”は英語で“慎重に”という慣用句なんですが、映画『バーティカル・リミット』で、登山用語でもあることを知って、コレだ!と思いました」

新聞社のシーンのリアルさについては、

「エキストラを一切使わず、すべてオーディションで選んだ俳優の人たちに演じてもらったところにあります。
黒澤明監督が、『七人の侍』ですべての農民にあだ名や名前をつけたように、私も新聞社のシークエンスに登場する人たちには、セリフがなくても、名前やニックネームをつけ、その人物がどういう性格でどんな経歴を持っているかまで落とし込みました」

それが、あの緊張感と細かい感情のからみあいを生み、
本物の新聞記者や新聞社関係者の人たちから、「まさにこの通り!」と言う声が聞かれたのです。

最後に、墜落現場のシーンについて、監督は

「事故をセンセーショナルにしたくなかったので、現場写真は極力見ないようにしました。被害者の姿も一切写していません。
あのシーンは7月の暑い日に、一日で撮ったのですが、撮影中、私はずっと怒鳴ってましたね。気持ちがかなりハイになっていました」

さまざまな場面が、人間の心の奥底をえぐる衝撃作「クライマーズ・ハイ」
素晴らしい作品です。

尚、このインタビューの模様は、7月7日(月)のMBSラジオ「ノムラでノムラだ♪」でOAします。
ぜひ、原田眞人監督の生の声をお聴き下さいね!

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