6月14日土曜日の今日、「ザ・マジックアワー」満員御礼舞台挨拶が
TOHOシネマズ鳳、TOHOシネマズなんば、TOHOシネマズ梅田で
行われました。
ゲストはモチロン、三谷幸喜監督。
私もこの映画は大好きなので、司会のお話があった時は
小躍りしてしまいました
。
まず、午前11時に堺にあるTOHOシネマズ鳳で舞台挨拶スタート。
続いて、12時20分からTOHOシネマズなんば。
そして、午後1時半からTOHOシネマズ梅田の順。
三谷監督の出演はすでに告知済みなので
お客さんも落ち着いたもの。
それでも、監督の登場には場内が沸きます。
だって、チケットが発売と当時に即・完売になってしまったのですから
監督の人気の凄さがわかりますよね。
ところが、三谷監督に加えてサプライズゲスト登場!!
なんと、佐藤浩市さんが大阪まで来て下さったのです。
これには、場内大興奮…なんですが、大歓声がワンテンポずれるんです。
「なんでやろ?。私の話の持っていき方がわるかったのかなあ」と
ちょっと悩んだのですが、
どうやら、お客さんの立場で言うと
「佐藤浩市さんが?、まさかァ。エエッ、ホントやん」って感じだったんですね。
もう、登場される時には割れんばかりの拍手。
特に、梅田は客席の後ろからの登場だったので
握手を求めるお客さんで
“新歌舞伎座”状態でした。
三谷監督、ちょっとくやしそう…。
三谷監督は
「『THE有頂天ホテル』でどちらかと言うとシリアスな役をしていただいた佐藤さんが、
とっても面白い感性をお持ちなのを知って、絶対、佐藤さんでコメディを撮ろうと思ったのです。
演技の上手な俳優さんは素晴らしいコメディアンだって言うのを実感しましたね」
一方、佐藤さんは
「三谷監督は映画の世界ではまだそんなに経験のある方ではありませんが、
映画をとても真面目に考えてらっしゃる。
それが、出演者にもわかるので、“三谷組”としてガッチリまとまりました」
と、お互いリスペクトされたかと思うと
「キャンペーンを一緒にやっていて、“Wこーちゃんず”って言ってますけど、
これは、佐藤さんが勝手につけたんですよ。
ちょっと迷惑なんです。
第一、“Wこーちゃんず”っておかしいでしょ。
“Wこーちゃん”か“こーちゃんず”だったらわかるけど
“Wこーちゃんず”だったら4人じゃないですか」
と、悪態をついたり。
また、
「佐藤さんとはすごく気が合うので、
一緒に住んでもいいなと思ってるんです」
と、監督があまーい視線を送ると
「ヤだな」
と佐藤さん。
なかなか息の合った(?)コンビぶりを見せて下さいました。
とはいえ、このお2人のコラボレーションが素晴らしいから
これほどの傑作が生まれたのです。
その空気の中に少しでもいられて
私はムチャクチャ幸せでした。
さて、舞台挨拶のあと
MBSラジオのインタビューで再び監督にお話を伺いました。
「脚本を書く前に、最初に浮かんだのは、
佐藤さんがトランポリンに乗ってジャンプしているシーンだったんです。
そこから『ザ・マジックアワー』が始まりました。
大抵、映画を撮る場合、そうなんです。
『THE有頂天ホテル』は、YOUさんが歌っているシーンだったし、
『ラヂオの時間』では、唐沢寿明さんが廊下を走っているシーンでした」
登場人物の役名を考えるのも
脚本を書く時の重要な仕事。
西田敏行さん演じる暗黒街のボスの名前が“天塩”。
でも看板には“TESSIO”となっています。
「これは、『ゴッドファーザー』で、マーロン・ブランド扮するドン・コルレオーネの手下に
“テッシオ”と言うのがいたんです。そこからつけました。
伝説の殺し屋“デラ富樫”は、なるべく印象に残る名前をと考えて
『LAコンフィデンシャル』に出てくる謎の殺し屋の名前と
ドラキュラ役で有名な怪奇映画俳優“ベラ・ルゴシ”からつけたんです。
妻夫木聡さん扮する“備後”は、昔、同級生に“備後君”がいて、
“ビンゴ”っていい名前だな、いつか使おうと思っていたのですよ」
そういえば、公開前に、「映画ダイジェスト」のインタビューでお話を伺った時、
監督は、
「ボクはいつも、この俳優さんにこんな一面があるんだ。じゃあ、これを他の方にも知らせたいと思って、キャスティングします。
“アテガキ”っていうのとはちょっとニュアンスが違いますが、でもその俳優さんのことを考えて脚本を書いているのは事実」
と、おっしゃってました。
今回も、佐藤さんはじめ、妻夫木さん、深津絵里さん…みんなそうです。
そんな多彩なキャストの中で、
柳澤慎一さんについて、私が「全然知らなかった」というと
「ボクらの世代だと、『奥さまは魔女』ってアメリカのドラマがあったでしょ。
あの奥さま(サマンサ)の旦那さん・ダーリンの声を担当していた方ですよ。
ジャズ・シンガーとしても活躍されていて、一度、ご一緒したかったんです。
映画の中で、柳澤さんが『人生のマジックアワー』の話をされるところがいいですよね」
と、教えてくださいました。
お会いするたびに
いろいろ興味深いエピソードを披露してくださる三谷幸喜監督。
どうやら次の作品の構想も、すでにあるようです。
また、素敵な映画でお目にかかれるのを楽しみにしてま~す
。